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Le Journal Blanc ~白のジャーナル~

あなたの明日をもっと輝かせる、素敵な気づきのお話。ふわっと、時に凛と。

#2 本当の「思いやり」ができる人から、人生が好転していく

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*思いやりとは、「思い」を相手の傍らに「遣り」、寄り添うこと

2歳? それとも3歳くらいでしょうか?
小さな子どもの姿から教えてもらったことを、今日はお話したいと思います。

 

週に1~2度は足を運ぶ書店に出かけたときのことです。

3層の低層建築からなるその書店は、書籍を中心に、音楽や映像といった幅広いコンテンツを扱う、大人のためのやすらぎの空間。

敷地内にドッグランがあるため、愛犬を連れた方をよく見かけます。 

書店の前の歩道には、リードをつないで愛犬を待たせておくフックも備えられていて、お行儀よく座って飼い主の帰りを待つ愛犬の姿に、微笑みを誘われることも多いのです。

写真集を1冊買って、書店を出たときのこと。
その日は、白い毛がふわふわした、愛らしい中型犬がつながれていました。
わ〜かわいいなと足を止め、少し離れたところから見ていると、よちよち歩きの男の子とお母さんがやってきました。


「わんわん、いる~」と、小走りで嬉しげに駆け寄る男の子。
あとから追いついたお母さんは、「パパ、ママ、まだかな~って待ってるのよ。お利口さんね」と、笑顔で男の子に教えました。
「わんわん、待ってるの?」と、男の子がお母さんの顔を見上げます。
どうするのかな、と見ていると、その子は犬の隣に同じ向きで並んでしゃがみ、頬を寄せ、頭に手を伸ばして、そっとやさしく撫でたのです。
「ちゃびちーね、よちよち」。寂しいね、と犬をねぎらったのでしょう。


見ていて、はっとしました。
犬に触れてみたかっただけなら、犬の前に立って頭を撫でればよかったはず。けれど男の子は、迷うことなくしゃがんで犬に寄り添い、頬を寄せ、時折顔を覗き込みながら頭を撫でていました。
「寂しいね、偉いね」と、飼い主を待つ犬に心を寄せて……。


幼い子が何気なく口にする言葉や仕草が、その子のお母さんのやさしい子育てを垣間見せてくれることがありますね。
この子のお母さんは、「寂しい人を慰めるやさしさ」を、まだ幼い男の子にきちんと宿してあげている。
そのことが伝わってきて、心をあたためられました。


「思いやり」という言葉について、幼い頃、学校でよく習った気がします。
「お友達に、思いやりを持って接しましょう」といったように。
けれど、この「思いやり」。なんとなくわかった気ではいるけれど、改めて「思いやり」とは何かと訊かれると、あまりはっきり説明できないように思いませんか?


それを、私はこの日、小さな男の子の姿から教えてもらったのでした。
「思いやり」とは、相手の傍らへ自分の「思い」を「遣り」、寄り添うことなのだと。


相手と向かい合って気持ちを想像する程度では、まだ足りない。
ベンチに並んで腰をおろすように、相手の隣に静かに身を置く。
そして、やさしく肩を抱くように心を寄り添わせて、相手の気持ちを想像する。
このように深くあたたかく相手を思い、いたわる行為を「思いやり」と呼ぶのではないでしょうか。


家族の気持ち、友達の気持ち。私は少しでも思いやることができているのだろうか、と考えさせられました。

 

*向き合うより「思いやる」。まず自分から始めてみませんか?

たとえば、こんな言い方をよく耳にしますね。「夫とちゃんと向き合えていますか?」「子どもとちゃんと向き合うべきですよ」。
けれど、もしかすると本当に大切なのは、「向き合う」こと以上に、「思いやる」ことなのかもしれません。



夫や子どもの隣に身を置き、やさしく肩を抱くように心を寄り添わせて、気持ちを想像する。
そして、相手の話をよく聞き、こちらの思いを伝える。
そのようにやさしく、あたたかく「思いやり」を交わし合うのでなければ、せっかく家族になれた甲斐がない。知り合って、友情を結んだ意味がない。そんな気さえしてくるのです。



もしも今あなたが、かけがえない誰かとの間に、冷たい距離を感じているのなら。
相手から打ち解けてくれることを期待して待つより、まずあなたから、相手の方を思いやってみませんか?
あなたの「思い」をその方の傍らへ「遣り」、心を寄り添わせる。精一杯想像力を駆使して、その人の気持ちを想像してみると、「ああ、そうだったのか」と、気づくことがあるかもしれません。
なぜそのように冷たい距離が生まれたのか、どうすればあたたかな関係を取り戻せるのか。



気づきは、解決への序章。
もしも気づいたことがあったなら、小さな勇気を奮ってみませんか?


「おはよう」でも、「お帰り」でも「ありがとう」でもいい。
「雨、よく降るね」でも、「お腹空いてない?」だって、きっと構いません。
あなたの心に宿ったぬくもりを添えて、語りかけてみましょう。
冷たい距離を感じても、どうか簡単にあきらめないで。



「思いやり」に満ちた一言で、あなたの人生が好転しますよう、祈っています。

 

 

 

 *Web magazine`Project DRESS’で、コラム「人生が好転する気づきの美習慣」を連載させていただいています。

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